共働き世帯にとって学童保育は、安心して子どもを預けられる有難い存在です。しかし小4以降になると子どもが過ごす場所、過ごし方について悩む家庭も多くなります。いわゆる小4の壁問題ですが、学童保育を利用しなくなった子ども達は学校が終わった放課後、自宅で1人で過ごす事になります。火事や防犯面での心配、また勉強のフォローが満足に出来ず、学習面の遅れなどを不安視する人も少なくありません。共働き世帯の子ども達が学童保育に行かないのであれば、どこで過ごすのが良いのでしょうか?

小4の壁とは?

働く母親を悩ますのが小4の壁です。共働きの家庭の子どものために学童保育があるのですが、基本的に小学校に就学している児童が対象となっています。しかし学童には定員があり、低学年が優先となるため4年生以上になると利用しにくいのが現状です。また運良く利用出来たとしても、周りが自分より年齢の低い子ばかりだと、「楽しくない」と学童保育を嫌がるケースも出てきます。さらに小4ともなると、親との関係も難しくなってくる年頃です。子どもらしく甘えてくる日もあれば、反抗的な態度で親を困らせてくる事もあります。 自主的に勉強してお手伝いして欲しいところですが、簡単に親の意見に従ってくれる訳でもありません。まだまだ幼さが残りつつも、容易く子ども扱いできない年代でもあり、小4の壁は家族にとって大きな問題になり得るのです。

1人で留守番をさせる際はルールを作る

学童保育に行けない、または行きたくないといった事情から、放課後は1人で過ごす事になるならば、まずルールを作っておく事が大切です。学童に通っていた頃は宿題やおやつ、外遊びなどの時間も決められており、皆がそのルールに従わなければいけません。いわば学校生活とほぼ同じ過ごし方になるのですが、このルールから解放され、自宅で1人で過ごすとなると当然自由を手に入れられます。誰からも注意されず、見張っている人もいないので、ついダラダラと時間を過ごしてしまいがちになるのです。

常に一緒に過ごせない分、留守の間も子どもの管理をするのが親の役目です。放課後の時間の過ごし方として、細かくスケジュールを決めておいても良いかもしれません。学校から帰った時はすぐに勉強をし、洗濯物を取り込む、風呂掃除をするなど、何かしらお手伝いもさせるようにします。全てが終わってからは自由時間で、門限までには必ず帰宅するように伝えておきます。仕事終わりはバタバタと忙しいですが、合間を縫って宿題や勉強の内容をチェックしておくと、子どもが約束通りこなせているのか、また学習についていけているのかも判断できます。

放課後は習い事に通わせる

子ども1人で過ごさせる事に抵抗がある、または子どもがやる気を持って頑張りたいものがある場合は、習い事に通わせるという方法もあります。水泳やピアノ、体操、サッカー、習字など色々ありますが、中にはほぼ毎日通う事になる習い事もあります。習い事も行く時間が決まっているので、間に合わせようと思えば自分でテキパキ動いていくしかありません。親から言われると反抗したくなる子も、好きな事であれば自主的に動いて、時間の使い方も上手になります。

習い事は自宅から歩いて通える所が理想ですが、バスや電車を使って行かなければいけない事もあります。スクールバスならともかく、公共の交通機関を利用させるのは心配になるかもしれません。しかしこれも勉強の1つです。1人で目的地までたどり着いた時は何とも言えない達成感があり、少し大人になったような気になります。共働き家庭の場合は子どもに携帯を持たせる人も多いですが、何か困った事があればすぐに電話してくるように伝えておけば、子どもも親自身も安心出来るようになります。

小4から塾通いさせる家庭も多い

数ある習い事の中でも、小4あたりから通わせる家庭が多くなるのが塾です。特に勉強に興味が無くても、友達が行っているから等の理由で通い始める子もいます。中学受験を考えていない家庭にとっては、まだ早すぎると思うかもしれませんが、全ての塾が受験をゴールにしている訳ではありません。勉強が苦手な子を引き上げるための塾、自分の学力に合わせて勉強させてくれる塾など、それぞれカラーが違います。もちろん親も子どもの学習に対しての理解度をチェックする必要はありますが、塾に通わせているとプロに任せられるので、多少の安心感が持てます。1人では怠け癖が出てしまう子も、周りに友達がいると勉強に集中出来るようになり、集中力アップや学力アップなど、塾通いによって得るものもたくさんあるのです。

自立を目指す第一歩にしよう

親が想像するより、実は子どもは意外としっかり考えている事が多いです。きちんと約束事を決めておき、後は必要以上に口を出さなければ、子どもは自主的にこなしていくものです。習い事や塾通いも放課後の上手な過ごし方の一つで、学校や家庭では教えてくれない事を学べ、また親にとっても安心して子どもを預けられる場所でもあります。学童保育が切れる小4の壁、何かと不安が多い年頃ですが、考えようによっては自立への第一歩にもなります。